甘い香りのふるさとに。

ぼくはこの土地で生まれ、この土地で育ちました。
一度はふるさとを離れたこともあるけれど、
幼い頃見た遠くの景色や
季節を感じる空気の匂いは
どこにいても、ふと思い出すことがありました。
それはとても心がなごむものでした。

ぼくはいま
生まれ育ったこの場所で
心をこめてひとつひとつのお菓子をつくります。
ぼくはお菓子をつくる職人です。
だからお菓子を作ることで
ここに来る人が
ここで出会う人が
その甘い香りやおいしさに
いつか思い出すふるさとを
感じてくれたらうれしい。
そんなことを考えています。

「あの空気とあの味にもう一度会いたいな」
そう思っていただけることがなによりの願いです。

(プティ・パトラン洋菓子店 店主 伊藤裕樹)